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どんな実践してるの? 学級開き

ルールづくりからスタート

なんでルールっているの?

 今年は、学級開きをやったあと、ルールづくりからはじめた。ボクは子どもたちに「なんでルールっているの?」と聞いた。子どもからは

  • 「ないとケンカやトラブルになるから」
  • 「自分勝手で嫌な気持ちになるから」
  • 「まとまらないから」

などの意見がでた。子どもたちはわかっている。ルールがないといけないことを。学校だし。でもボクはこういった。

「先生はルールなくてもいいなと思ってる」

子どもたちは「えっ?」と不思議そうにしている子ばかりだった。ここで、引き付けることができたなと感じた。あとは丁寧に説明をした。

「トラブルが起きたり、自分勝手な人がでてくるからルールっているんやろ?しないといけないことをできないからルールが作られる。たとえば、「イスに座りましょう」っていうルールある?ないよね。あたりまえにできてるからそのルールはいらないんよね?だったら、今日ルールをつくるけど、みんなあたりまえにできるようになったらそのルールはなくしていきます。」

そういうと、子どもたちは納得。そしてルールづくりが始まった。たくさんでた。でもそれでいいよと伝えた。

「最初だからたくさんあってもいいよ!6年生になるまえにこれが10個、5個、0個になるといいね」

みたいな話をした。もちろん決めるときもたのしく。

できていないところはとことん指摘した。そんなルールいらないっていうレベルもだ。今できていない=ルールをつくるという流れにした。ただ「できてないからやります」「あなたのせいでしょ」とまじめに行き過ぎてはいけない。

たとえば、手遊びをしている子が気になった。たまたま去年まで低学年だったこともありボクは

「はい!新しいルール、手はおひざやな」

というと高学年のみんなは楽しそうに「いらんよ~」といった。でも大事よね?といってルールに書いた。ふざけているわけではないから。そのあとも姿勢がわるくなり

「はい!これはピン、ペタ、グー(低学年で教えるいい姿勢のポイント)やな!」

これも子どもたちは嬉しそうだった。

今日感じたのは2つ。

 1つ目はルールをつくる大切さ。1年の初めのこの時期こそクラスのルールは徹底してつくっておくべきだと思う。この先生はこんな先生と子どもたちから見切られたあとでは、何をいっても聞かない。だからこそ、ルールは徹底する。少し話はそれるが最初の1週間は本当に大事。その先生を「おもしろい」「たのしい」と思ってもらわないと、そのあと聞く耳をもたない。ボクも好きな人の話は何時間でも聴けるが、あまりそうではない人の話は聞く耳がもてなかった。子どもたちも同じだろう。だからこそ、最初の1週間はマジックをしたり、遊んだり、ふざけたりして子どもたちと仲良くなるようにしている。

 2つ目は、子どもたちはルールが嫌ではないということ。禁止は嫌いだが、ルール自体はそれほどきらいではない。子どもたちはゲームがすき。ゲームにはたくさんのルールがある。ルールがあるからこそ楽しめる分もある。ようは、押し付けるルールではなく、遊びとしてとらえさせることが大切なんだと思った。うまくまとめることが難しいが、これからも「遊び」を自分のテーマにして教育活動をしていきたい。

ばいば~い

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